最近流行りでどこかカッコいい響きのデータサイエンティスト・・・目指してみようかな?と思っている方も多いのではないでしょうか?
でも何を勉強すればいいのかわからない・・・
こんな悩みをお持ちの方にオススメなのが「データサイエンティスト検定・リテラシーレベル」の合格を目指して勉強することです。
データサイエンティストに最低限必要な知識やスキルを幅広く学ぶことができます。
さらに一般社団法人データサイエンティスト協会が主催する検定に合格すれば、協会公式に認められた肩書にもなりキャリアアップの可能性も広がります。
この記事ではデータサイエンティストを目指している私の経験をもとに、データサイエンス初心者に読んで欲しい!と素直にオススメできる書籍3冊を紹介します。
- 最短突破データサイエンティスト検定(リテラシーレベル)公式リファレンスブック
- 徹底攻略データサイエンティスト検定問題集
- AI・データ分析プロジェクトの全て[ビジネス力×技術力=価値創造]
資格試験っていうくらいだから難しそうだな・・・
私の経験ではこの記事でオススメする3冊を一通り読んで模擬試験に挑戦した結果、8割の正答率を獲得することができたように試験レベルとしては決して難しくはありません。
データサイエンティストを目指してみたい!思っている方は、ぜひ記事を読み進めて参考にしてみてくださいね。
データサイエンティスト検定
データサイエンティストとは?
そもそもデータサイエンティストという言葉や地位、職種は世界的に明確な定義があるわけではありませんが、データサイエンティスト協会が定義を2014年に公表しました。
データサイエンティストとは、データサイエンス力、データエンジニアリング力をベースにデータから価値を創出し、ビジネス課題に答えを出すプロフェッショナル
出典:一般社団法人データサイエンティスト協会
データサイエンティストに求められるスキルセットには大きく3分野あり、それぞれが独立でなく総合的な知識とスキル、経験が求められます。
- ビジネス力
-
課題背景を理解した上で、ビジネス課題を整理し、解決する力
- データサイエンス力
-
情報処理、人工知能、統計学などの情報科学系の知恵を理解し、使う力
- データエンジニアリング力
-
データサイエンスを意味のある形に使えるようにし、実装、運用できるようにする力
データサイエンティスト協会では3大分野別に必要な知識やスキルをスキルチェックリストやタスクリストという形で体系的にまとめられています。
なんか難しそうだな・・・
難しい話はここまでにして優しく解説するので大丈夫!
幅広い能力が求められることに間違いはありませんが、スペシャリストになる必要はなくドラゴンクエストで言うところの勇者の役割に似ています。
勇者は総合力が高いが力は戦士・魔法は魔法使い・運の良さは遊び人には敵わないません。
データサイエンティストも同じでビジネス力はビジネスパーソン・データサイエンス力は数学者・データエンジニアリング力はシステムエンジニアには敵いません。
しかし魔王を倒すというドラゴンクエストのゴール(課題を解決する)に対して勇者(データサイエンティスト)という存在がいないと冒険(プロジェクト)というストーリーは成り立たないですよね。
スペシャリストをチームとしてまとめるデータサイエンティストという役割は複雑化する情報化社会にとって今後ますます必要とされる職種であることは間違いありませんね。
データサイエンティストに対する企業の注目度はデータサイエンティスト協会が行ったデータサイエンティストの採用に関するアンケート調査結果を参照してみてください。
リテラシーレベルとは?
データサイエンティストへの登竜門と言っても過言ではないデータサイエンティスト検定とはアシスタントデータサイエンティスト相当の実務能力と知識を有することを証明するリテラシーレベルの検定試験です。
- ★アシスタントデータサイエンティスト
-
見習いレベル。プロジェクトの担当テーマ → リテラシーレベル
- ★★アソシエートデータサイエンティスト
-
独り立ちレベル。担当プロジェクト・サービス全体
- ★★★フルデータサイエンティスト
-
棟梁レベル。対象組織全体
- ★★★★シニアデータサイエンティスト
-
業界を代表するレベル。
実は4段階の検定試験があると思いきやアソシエート以降の検定はなく実務経験や実績をもとに各レベルを目安として設定されています。
リテラシーレベルでデータサイエンティストの登竜門を通過した後は、実務経験を積んで上のレベルを目指すのも良し、興味のある分野を深く学んでスペシャリストへの道を歩むのも良し、というわけですね。
データサイエンティスト検定とは?
データサイエンティスト検定・リテラシーレベルの検定概要は以下のとおりです。
問題数 | 90問 |
試験時間 | 90分 |
試験形式 | 選択式 |
試験会場 | 全国各地のパソコンスクール |
データサイエンティスト検定っていつ開催さるの?
開催会 | 申込期間 | 試験期間 | 合格発表 |
---|---|---|---|
第1回 | 2021年7月1日〜8月30日 | 2021年9月11日〜9月30日 | 2021年11月2日 |
第2回 | 2022年4月21日〜5月31日 | 2022年6月10日〜6月30日 | 2022年8月3日 |
第3回 | 2022年10月1日~11月6日 | 2022年11月15日〜12月5日 | (公表前) |
データサイエンティスト検定は2021年に第1回が開催された新しい検定試験で、正確に公表されていませんが今後は1年間で2回の開催となりそうです。
申込期間は試験期間開始の1ヶ月半前〜半月前、合格発表は試験期間終了の1ヶ月後と予想されます。
データサイエンティスト検定の難易度は?
検定試験 | 合格率 | 正答率目安 |
---|---|---|
データサイエンティスト検定 | 66% | 約80% |
簿記3級 | 40〜50% | 70% |
合格率と正答率は公式に公表されていませんが第1回検定試験結果から簿記3級と比較しても合格率は高いようです。
ITに特別詳しくない私でも後述するオススメ書籍3冊を一通り終わらせた後に模擬試験に挑戦した結果8割の正答率を獲得することができたように試験レベルとしては決して難しくありません。
受験費用は5000円(学生)、10000円(一般)と簿記3級に比べると高いですが、歴史の浅い検定試験であり社会での需要が今後ますます高まることを考えればパイオニア(先駆者)になることができる今がチャンスですね。
簿記検定にも興味のある方はこちらの記事も参考にしてみてください。
オススメ書籍3選
データサイエンティストを目指している私がこれからデータサイエンティストを目指すという方に向けてオススメしたい書籍を3冊紹介します。
ぜひ参考にしてみてください!
最短突破データサイエンティスト検定(リテラシーレベル)公式リファレンスブック
まずはデータサイエンティスト検定を受験するなら検定公式テキストは必須ですね。
公式リファレンスブックではデータサイエンティスト検定の出題範囲が網羅されています。
データサイエンティストに求められる知識とスキルが各項目を1ページもしくは見開き1ページで必要なことだけをギュッと詰め込んで解説していますのでサクサク読めます。
決して情報量が多いとは言えないのでもっと詳しく知りたい!という方には物足りないのですが、参考となる情報(参考図書やURL)が記載されている親切設計です。
データサイエンティスト検定の合格を目指すなら公式リファレンスブックを一通り読んで理解しておきたいですね。
徹底攻略データサイエンティスト検定問題集[リテラシーレベル]対応
こちらもデータサイエンティスト協会が監修している公式問題集です。
公式知ファレンスブックを一通り読んだら理解度を測るために問題集に挑戦しましょう。
3大分野ごとに章単位で問題がまとめられており、巻末の模擬試験で力試しをすることができます。
全ての問題に詳しい解答・解説があり公式リファレンスブックで語られていない情報もありますので公式リファレンスブックと共にぜひ揃えておきたい一冊ですね。
AI・データ分析プロジェクトのすべて[ビジネス力×技術力=価値創出]
何のために勉強するの?
学校の授業、試験のための勉強が社会に出た時にどう活かされるの?と疑問に思ったことはありますよね。
そんな方はぜひ「AI・データ分析プロジェクトのすべて」を公式本と合わせて読んでみてください。
データサイエンティスト検定には直接関係はないですが、試験勉強するだけではモチベーションの維持が難しいですよね?
モチベーションが維持できないのは試験合格した後のご自身の姿が想像できないためではないでしょうか?
「AI・データ分析プロジェクトのすべて」はそんなジレンマをすっきり解消してモチベーションを支えてくれる良書です。
データサイエンティストに必要な知識やスキル、職業領域、プロジェクトの入口から出口までデータサイエンティストが活躍する場面や役割が詳しく解説されています。
タイトルから内容は難しそうですが、各項目は見開き2ページでまとめられ、各章ごとにチェックリストと参考情報が掲載されているので驚くほどサクサク読むことができます。
せっかく勉強して獲得した知識をどのように自分自身のキャリアにつなげるか?その道筋は知っておきたいですよね。
まとめ
データサイエンティストを目指したいけど何から勉強すればいいの?
この記事ではそんなお悩みを持つ方に向けて私が勉強するために手に取った書籍の中でオススメしたい3冊紹介しました。
- 「公式リファレンスブック」で基本の知識を習得しよう!
- 「検定問題集」で知識の定着を目指そう!
- 「AI・データ分析プロジェクトのすべて」でキャリアをイメージしよう!
私自身もデータサイエンティストを目指す中で最初は迷走していましたが、この記事で紹介した3冊を読むことでデータサイエンスの重要性と面白さを学ことができました。
私と同じような悩みを持っている方、ぜひこの記事を参考にデータサイエンティストへの一歩を踏み出してください。
最後まで読んでいただき、ありがとうございます!
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