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シンプルに解説!WHYから始める『ゴールデンサークル』

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こーにゃん

こんにちは、こーにゃんです。

さっそくですが、ゴールデンサークルという言葉を知っていますか?

この記事はこんな人にオススメ

ゴールデンサークルってなに?

充実感を得るためには、どうしたらいいの?

共感を得るためには、どうしたらいいの?

\ 本記事を作成するのに参考にした書籍 /

こーにゃん

「WHY(なぜ)」の重要性を解説。歴史背景が面白い中級者向け。

こーにゃん

「WHY」探しのための1冊。人生や組織の意義見つける入門書。

目次

ゴールデンサークルとは?

こーにゃん

これだけ覚えておけばOKって感じです。

ゴールデンサークルとは?
  • 2009年TED講演以来5900万回再生を誇るサイモン・シネック氏が提唱する「人をインスパイアさせる理論
  • WHY(なぜ)→HOW(どうやって)→WHAT(何を)の3つの順で考える
  • WHYは人を感激させ、奮起させる力になることで長続きする充実感を与える
こーにゃん

つまり「自分や他人を感激させて動かす思考法」って事です。

ゴールデンサークル理論はイギリス系アメリカ人のコンサルタントであるサイモン・シネック氏によって提唱された「人をインスパイア(人を感激させてやる気を起こさせる)する理論」です。

彼が2009年にTEDカンファレンスで講演した「優れたリーダーはどうやって行動を促すか」は2022年6月現在5800万回再生されている超人気講演です。

ゴールデンサークル理論を最も直感的に理解する例としてアップル社を例に取り上げて解説されています。

WHATから始まる事例が一般的なコンピューターなら、WHYから始まる事例はアップル社唯一のもの「シンク・ディファレント(Think Different);1997年発表」です。

アイフォン(iPhone)の最新機種を1日も早く購入するためにわざわざ長蛇の列に並んだり、マックブック(Mac book)よりも性能が良く低価格なパソコンがあったとしてもアップル社の製品を購入する人も少なくありません。

アップル社を唯一無二のものとしているのはアップル社のWHYに共感する熱狂的なファンを生み出しているからで、HOWでWHYを具体的にし、WHY→HOWを具現化したものがWHAT=製品であるからです。

こーにゃん

私もアップル社のファンです!

こーにゃん

ゴールデンサークル理論ってどういう仕組み?

アップル社の事例からもわかる通り物事を考えるときは「WHY(なぜ)から始める」ことが重要です。

WHY(なぜ)から始める理由は以下の通りです。

WHYから始める理由
  • WHYは人を感激させ、奮起させる力になる
  • WHY(HOW)は脳の感情をつかさどる大脳辺緑系を刺激する
  • WHYは長続きする充実感を生む

ゴールデンサークル理論が「人をインスパイアさせる理論」なのは人の感情にうったえかけるからです。

言語機能をつかさどる脳の表面(新皮質)を刺激するWHATは幸せを生み出しますが、その効果は一時的です。

感情をつかさどる脳の中心部(大脳辺緑系)を刺激するWHYは長続きする充実感を生み出しますが、言語化するのは困難です。

つまりWHYを表現するのは簡単そうで難しく、シネック氏はWHYの見つけ方を著書でサポートしています。

WHYの見つけ方

WHYは「〇〇することで、◇◇になる」という形式(ステートメント)で表現でき、〇〇は他者の人生にあなたがもたらす「貢献」、◇◇はあなたの貢献による「影響」です。

WHYは目的や大義、信念を指しているのであってWHYに「お金儲け」は含まれません

個人編、組織編で出来上がった下書きWHYに磨きをかけるために、多くの人に「あなたがWHY探しをする背景」について説明して議論しますが、下書きWHYについては議論に出しません。

議論を重ねながら見直しを繰り返して「これだ!」と感じられるWHYにします。

個人編

こーにゃん

まずは自分が日々を生きるポジティブなWHY探しです。

個人のWHYを見つける際にはあなたとは別の視点を持ったパートナーの存在が重要ですが、1人でされる事はオススメされていませんが、やむ得ない場合はSTEP4「ストーリーを集める」から始めてください。

パートナーの役割は本記事では省略しますので興味があれば著書「FIND YOUR WHY」を参考にしてください。

個人のWHY事例
  • 前へ進むよう人々を駆り立てることで、それぞれが世界に自分の足跡を残せるようになる
  • 知りたい欲求をシンプルに伝えることで、行動できるようになる
実践法(クリックしてオープン)
STEP
パートナーを見つける

パートナーとはWHY探しの手助けになる人です。専門家である必要はないが、家族や親友などあなたをよく知る人だと客観性が失われます。

STEP
パートナーに説明する

パートナーにWHY探しをすること、パートナーの役割を伝えます。

STEP
時間と場所を選ぶ

WHY探しを1日で完了させる十分な時間(著書では少なくとも3時間)を確保します。声を出して自由に共有できる場所を選びます。

STEP
ストーリーを集める

人生を振り返り、経験したことや影響を受けた人、良いことも悪いことも記憶から思い出すことができるストーリーの概要を複数書き出します。

STEP
ストーリーを共有する

ストーリーを具体的にします。パートナーに話す場合は、話すことが辛いことまで無理して話す必要はありません。

STEP
テーマを見極める

複数のストーリーで繰り返されるアイデア、言葉、表現、感情からテーマを複数書き出して1つか2つインパクトが大きいと思うテーマをピックアップします。パートナーがいればより客観的にフィードバックしてくれます。

STEP
WHYステートメントを下書きする

〇〇(←貢献)することで、◇◇(←影響)になる」の形式で書きます。パートナーがいれば別々に書き出して比較検討します。

組織編

こーにゃん

組織のリーダーでも組織に属する1つのチームにも応用できます。

組織には大きなWHYがあり、組織のチームごとに大きなWHYの一部になる小さいWHY(=ブランチWHY)が存在します。

ファシリテーターの役割は個人編のパートナーの役割と同じです。

組織のWHYステートメント事例
  • 人びとを信頼することで、自分自身を信じるよう彼らを促すことができる
  • 尖った考えをするよう人びとを刺激することで、彼らが新しい可能性に目覚められる
実践法(クリックしてオープン)
STEP
ファシリテーターを見つける

前向きで的確な質問ができる人が理想です。専門家でも良いですが、アマチュアでも構いません。

STEP
セッションを準備する

ファシリテーターのセッションです。十分な時間(著書では少なくとも4時間)と適切な環境、必要な備品を整えます。

STEP
参加者を招待する

ファシリテーターのセッションです。著書では参加者は最低10人、最大30人とされていますがファシリテーターの技量によって人数を調整します。

STEP
コンテキストを設定する
  1. 意欲のあるリーダーにWHY探しをする理由を説明する
  2. ファシリテーターが例となるWHYストーリーを話す
  3. グループ分けして組織に関するWHYを議論する
  4. ファシリテーターがゴールデンサークルの説明する
  5. ファシリテーターがセッションの目的「WHYステートメントの下書きをする」を伝える
STEP
WHY見つけるプロセス

参加者を3つのグループに分け議論します。ファシリテーターはお題「3つの会話」を与え、1つずつ報告の機会を作ります。

  1. ストーリー集め:組織で働くことに最も誇りを感じたときの具体的なストーリー
  2. テーマ集め①:各ストーリーで組織が他者の人生に与えた具体的な貢献(動詞/行動)
  3. テーマ集め②:貢献によって他者に与えた影響
STEP
WHYステートメントを下書きする

グループを2つに分けて「〇〇(←貢献)することで、◇◇(←影響)になる」の形式で書きます。1つのグループはもう1つのグループに「これでいこう!」と心を動かす候補を書きます。2つの候補の一方を採用、2つの候補を組み合わせても良いです。

HOWの見つけ方

こーにゃん

HOWは思考、ポジティブで前向きなHOWの方が奮い立ちます。

HOWはWHYを実現させるために最高の状態にあるときに取る行動、つまりWHYの具体化です。

HOW探しはWHY探しで出したWHYステートメントに使われなかったテーマを使います。

事例:HOW
HOW

型にはまらない見方をする

HOWコンテキスト

物事を違う角度から見る。物事を違うやり方で行うことに積極的になる。「他にもっとうまく行える方法はあるか?」と訪ねる。

実践法(クリックしてオープン)
STEP
残りのテーマを絞る

WHYステートメントに使われなかったテーマを最大5つに絞ります。5つより多いときは重複したテーマを1つにします。

STEP
HOWを述べる

絞ったテーマそれぞれを声に出して読み上げます。読み上げるのはテーマを能動詞、つまり行動する形式に変換するためです。

STEP
コンテキストを与える

HOWの後に現実の行動を付け加え具体化します。

WHATの見つけ方

WHATはWHYから生まれたHOW具現化するだけです。

こーにゃん

するだけって簡単に言うけど難しいよ!?

WHATは行動や仕事、モノ(製品、サービスなど)、文化、ルールなど難易度はそれぞれあっても行動する/した結果が全てです。

ただ1点、WHATは「本物である」こと、つまりWHYと矛盾せず一貫していることが大切です。

普及の法則

WHY探しにも、WHYを広めるにも自らの意欲だけでなく周囲の意欲ある人、つまり「アーリーアダプター」や「イノベーター」が重要です。

アーリーアダプターは新しいものやアイデア(イノベーション)を好み、積極的に広める手助け(口コミ)をしてくれます。

こーにゃん

自分を支援してくれる人がいれば心強いね。

WHYとWHATの乖離

時の経過と共にWHYもWHATも成長しますが、WHYはある時点で完成(=停滞)される一方でWHATが成長を続けることで乖離が生まれます

個人や組織の成長や経験、規模の拡大に伴いその乖離は大きくなる傾向にあり、WHYに一貫しないWHATが生まれる可能性を秘めています。

時間と共にWHYとWHATにの乖離が生じることを知っていれば、意識的に持続的にWHYを一致させる行動をすることができます。

こーにゃん

初心忘れるべからず!ってことだね。

トレンド解説 | 能力開発(スキル)

こーにゃん

会社員が自己啓発をする理由はなんだろう?

出典:令和2年度「能力開発基本調査」より作成/クリックで拡大
自己啓発理由ランキング
  1. 現職のため
  2. キャリアアップのため
  3. 転職・独立のため
  4. 働くステージや環境の変化のため
こーにゃん

同調査で「自己啓発を行った」と回答したのは全体の32%らしいよ。

会社員を対象に調査が行われていますので現職のための自己啓発を行っているのは納得です。

ライフスタイルや価値観も人それぞれあると思いますが、自己啓発を行った人が32%は少ない印象です。

一方で独立や転職、退職後など現職に依存しないスキルを身に付けるため自己啓発をしている人もいます。

人生の「WHY」見つけて現職とは違うスキルアップをすることは、きっと人生の可能性を拓く事につながると信じています。

こーにゃん

会社が求めているスキルはなんだろう?

出典:令和2年度「能力開発基本調査」より作成/クリックで拡大
企業>労働者のギャップランク
  1. マネジメント能力・リーダーシップ
  2. 課題解決スキル
  3. 専門的知識・スキル
労働者>企業のギャップランク
  1. 読み書き・計算等
  2. 語学力
  3. 効率的な定型的業務スキル
こーにゃん

基礎スキルと実践スキルで労使間のスキルギャップがあるね!

こーにゃん

企業の求めるスキルを身に付けるとチャンスがありそうですね。

企業の求めるスキルは机上では身に付けることが難しく、その立場になって実践で経験を積んでこそ身に付くスキルです。

基礎的なスキルはパソコンの前に座ってインターネットを通してのコミュニケーションでも身につく可能性はありますが、実践的なスキルは足を動かして外の世界に出ないと難しいかもしれません。

働く環境が変わった昨今では今後も労使間のギャップは広がる可能性があります。

まとめ

ゴールデンサークルとは?
  • 2009年TED講演以来5900万回再生を誇るサイモン・シネック氏が提唱する「人をインスパイアさせる理論」
  • WHY(なぜ)から始めてHOW(どうやって)→WHAT(何を)の3つの順で考える
  • WHYは人を感激させ、奮起させる力になることで長続きする充実感を与える

「ゴールデンサークルって何?」と聞かれたらこのように答えましょう↓

こーにゃん

WHYから始める自分や他人を奮い立たせる魔法の輪」だよ。

あなたが毎日朝起きるWHY」は何ですか?

インターネットの普及や働き方の多様性により人生の選択肢が広がった社会で、あなたのWHYを見つけてみてください

本記事を読んでWHYから始める「ゴールデンサークル」理論についてシンプルに理解できたら、実際の講演(約18分)を見てみましょう。

さらに詳しく学びたい方は以下の書籍がオススメですので是非読んでみてください。

\ 本記事を作成するのに参考にした書籍 /

こーにゃん

「WHY(なぜ)」の重要性を解説。歴史背景が面白い中級者向け。

こーにゃん

「WHY」探しのための1冊。人生や組織の意義見つける入門書。

こーにゃん

最後まで読んでいただき感謝!とても嬉しいです!

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